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中国の深センで3時間以上道に迷ったおっさんの私が現代ビジネスの記事を補足するよ!

投稿日:

2017年の12月2日のtwitterやはてなブックマークでは、以下の記事の話題で花が咲いていました。

現代ビジネス

日本が中国に完敗した今、26歳の私が全てのオッサンに言いたいこと

タイトルからして煽っているこの記事を通した講談社のデスクの上司は、非常によい仕事をしたといえるでしょう。なぜなら大きな反響があったからです。好きの反対は嫌いではなく無関心です。そういう意味ではこの記事は非常に価値があったと言えるでしょう。

それでは引用しながら30代おっさんの私の感想を書き連ねたいと思います。

深センから日本人が学ぶべき点について

1ページ目より

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/53545

そしてこの国は、身体を動かせる若い労働力にあふれている。つまり、老齢をむかえて思うように身体が動かなくなった日本がいまの中国から新しく学べることは、おそらく何もない。

私は中国(というか深セン)という街を通して、非常に新しいことを学ぶことができました。世界にはインドやフィリピンのように若い人がいる国はたくさんあります。しかし、深センが成功したのは、沼地だった場所を経済特区にしてインフラを適切に整備したことだったと思います。

これは国が成し遂げたことだとは思うのですが、ここまでの発展を見越して位置から作り上げたところは大いに見習うべきところでしょう。

今日のアイキャッチ画像の片側5車線道路は非常に便利で、帰宅ラッシュとなる夕方6時台でも高速道路は常に流れていました。

また、前にも書いた気がするのですが、二日ほど一緒だった観光の通訳さんが、「日本は民主主義だから時間がかかる。中国は意思決定が速い。」ということで、プラスに捉えていたのが印象的でした。世界を相手に勝負する場合は、この意思決定の早さは重要なのでしょうね。

まあ自分の仕事でもそうですが、とりあえずごねておかないと自分に不利になるからとりあえず発言してみる、みたいなのは止めてほしい、というのはあるかも。皆がそれを始めると集団の最低レベルに合わせた結論になってしまうので…(皆さんもよくありますよね?)

深センでよくある話のレンタル自転車について

このレンタル電動自転車については一見素晴らしい話のように見えますが、実はかなりドロドロとしています。

まずは車の維持費用が高すぎるため、手ごろな移動手段として自転車は商売になる!と皆が思います。

ただその結果、中国の場合はあっという間に過当競争になります。その上で生き残れるのは、その地域の有力者や大きなスポンサーがついている場合に限られます。ちなみに設立した地域が違ったりすると嫌がらせをされるという話も聞きました。

この自転車を置いているのも公道であって、市の許認可無くしては置くなんてことはできません。こういったドロドロとしたところを勝ち残ってきた企業が目の前に見えているだけです。

中国人の決断の速さについて

2ページ目

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/53545?page=2

彼らの決断はおそろしく早い。ちょっと首を傾げるような詰めの甘い企画のプロダクトが、すでに市場に溢れている。

私がサラリーマンをやっていたころに書いたさまざまな企画書は、日本では直ぐに却下された。しかしこの国であれば、なんの問題もなく通っていただろう。そうして私の考えや行動が現実に影響し、それによって仕事をしている実感を得られただろう。

この部分には同意します。決断は確かに早いです。ただ文筆家ならその裏側にぜひ突っ込んで欲しかったです。

私が思うに、この決断の速さは失敗が必要なステップだと皆が理解している点です。基本的には人が増えているため需要もそれに合わせて増えていること、また、競合が多いため自分が先に動かないとあっという間に周回遅れになって潰れてしまうためです。

逆に日本の場合は、正社員一人のコストは3000~5000円とかなり高価です。その資源を成功の可能性が薄いプロジェクトに安易に投入することができません。上司からすれば、「辞めて一人でやりたいならやればいいのでは?」といった感じでしょう。それよりも山ほどのやり残している定常業務があるはずです。

そのため、失敗しても大丈夫な規模で始める(sonyのwena wristなど)とか、到達目標やシナリオを用意して一人で始める(キーパーソンから情報収集だけはしておくなど)といいでしょう。

企画書は何度も練り上げるものです。却下されたのであれば何が悪いのかを振り返るのが大事ではないでしょうか。

日本人、というか日本の雇用制度には問題があるかもしれない。

先日、リコーが「働き方改革」に関するイベントをやっていたのでちょっと覗いてみました。

https://www.ricoh.co.jp/solutions/workstyle/

そこで感じたことですが、ブース内よりも外のフロアでだらだらと身内でお話をしている社員が多かった点です。おそらくは会社から言われて来ているのでしょうけれど、働き方ソリューションのイベントなのに、定時が終わるまで時間をつぶしている人が結構いました。

また、展示を見ていると、現場の人の作業は変えないように気を使いながら何とか紙からデータにしようという会社がほとんどでした。メンテナンスが大変なカスタマイズを行うよりはパッケージをそのまま受け入れてくれたらもっと残業時間は減るような気がします。(ユーザー側の問題ですが…。)

企業において仕事の成果を測るというのは難しそうですが、ここは大企業こそ頑張るべきところではないでしょうか。

また、今の定時という概念のある雇用制度だと、効率よく仕事するというプロ意識が育ちにくいのかもしれません。

中国のコンテンツのクオリティの低さに対する一考察

ここは大いに反論があります。

しかし、愚痴ばかり言っていても仕方がない。いまの中国に対して、日本が行えることは何か、考えてみよう。

私なりの答えは、文化の斡旋だ。

深セン市で体験したほとんどすべてのコンテンツのクオリティは、目を覆いたくなるほど低かった。目を覆いたくなるというのは比喩ではない、VRをいくつもやったからだ。いずれもひどく酔っぱらって、大変だった。

このクオリティの低さに理由を求めるならば、文化大革命や共産党によるビデオゲーム規制など、なぜか文化を破壊したり抑圧したりする、独特のお国柄にあるのだろう。ことコンテンツ創造にかんする、文化的蓄積がないのだ。

コンテンツのレベルの低さを一気に国家レベルの話にもっていくのが論理の飛躍(正直メディアとしてどうなの?)があるところなのですが、単に黎明期であるだけであって、金になるとわかれば、中国という国はここから数年で追いついて他の国を華麗に追い越してきます。

これは国策として行っているのではなくて、単に強烈な競争の結果として生き残った会社に素晴らしい商品があるというだけなのです。

自国にないものはまず海外から輸入し、マーケットが出来上がったら、次は中国国内の人間がキャッチアップするというもうよくある経済成長パターンですね。

先ほどの自転車やQR決済も中国国内では金になるとわかったのでアニメよりも先に進んだだけです。

ただ一つ補足するとwechatやalipayは個人間決済で手数料をとったりはしていません。あくまでもコミュニケーションツールのおまけとして提供しています。こういった本来はその業界のリーダーではない企業が、自社のサービスを広げるため、周辺のサービスを無料で展開しているのです。

日本でいえばヤフーもトラフィックを増やすために、ヤフー天気や路線検索など有料でもおかしくないようなサービスを無料で展開していますよね。それと同じです。

深センのスターバックスです。

中には読書コーナーがありました。

IBMのWatoson君がオリジナルレシピを提案してくれるという話でした。

THINK Watson

パティシエぼう然! ワトソン提案のマヨネーズ入り手作りチョコ

三~四ページ目

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/53545?page=3

このあたりを読んだ感想としては、「他力本願や他人のせいはよくない。」という一点です。上の世代が何もしてくれないのではなくて、一人一人がが今の現状の中で何ができるのか考える必要があると思います。

原因を誰かのせいにするというのは非常に楽なのですが、ただそれでは物事が何も前に進まないので、自分ができる範囲で努力するしかありません。そもそも売上の落ち続けている出版業界で金を出して新規事業に打って出るというのは冒険であり、そんな中でも踏み出すには周りを説得させるだけの何かが必要ではないでしょうか。

この姿は上の世代だけではなく下の世代も同じです。失敗しない程度にまずは一歩を踏み出して、その一歩目を踏み固めながら、反対の足を前に進める行為を毎日毎日続ければええと思います。

説教臭くなってきたのでこの辺で。

中国の深センで3時間以上道に迷った話

歩いた時間は5時間を超えています。次の日は足に小さな水ぶくれができていました。なぜこのようなことになったのかというと…。

dayhelloホテル

最終日の二日前、私はdayhelloホテルに夕方5時に到着しました。

そこで街並みを見ようと思って散歩し始めたのです。とりあえずの目的地は駅があって繁華街でもあるGuang Shen Gong Luというところに向かいました。6キロ程度の道のりです。

このあたりは宝貝(バオワン)区といい、自動車工場がたくさんありました。また出稼ぎ労働者のためのマンションや大規模な警察署もありました。

ツーチャイナ

深セン市の宝安区中心、じつは日本人駐在員も住みやすいかも?

途中で4~5件ほどスーパーやショッピングモールによったり、宝石店みたいなところも立ち寄ったりしながらぶらぶらと歩いていました。目的は大体の物価水準を知りたいと考えて歩いていたのですが、革靴は1万円ほど、旅行用トランクは4~5000円台など、正直日本の物価水準とそれほど変わりません。特に食品は日本(大阪)の3分の2程度でした。

途中のスターバックスでミートパイとサラダを食べました。

ファミリーレストランもあったので寄ってみました。肉がぎっしりと詰まっていてとても美味しかったです。

ここから本題に戻るのですが、深センの町は京都のように碁盤の目になっており、街の景色に特色がないため、初めて行くと道に迷いやすいです。

そのため私はGoogleMapを使っていたのですが、さて帰ろうかと思って、GoogleMapで【day helloホテル】と検索してナビの通りに向かいました。

expedia

デイハロー インターナショナル ホテル

しかし、私が向かったのはday helloホテルの支店である別のホテルだったのです。

このエクスペディアには登録されていませんが、day helloホテルはいくつか支店となるホテルがあり、ナビの検索結果はそこが表示されていたのでした!

しかも運の悪いことに、それに気がついたタイミングでスマートフォンの電池が切れてしまったのです。もちろん充電池も空です。

この時点で夜9時ごろです。

日本のようにコンビニがなく店も飲食店以外は閉まっていたため、充電器が買えませんでした。

夜12時を超えたらタクシーを使おう!と心に決めましたが、何とか夜11時にホテルに戻ることができました。近くの公園を覚えていたので「この通りを左だ!」と確信をもって進むことができました。

ホテルの前にあったお店で水を購入して休憩しました。これだけ歩いたので非常においしく感じました。

そういえば思い出したことですが、深センでは「北海道のミネラルウオーター」が売られていたのです。北海道というブランド価値を活かした賢い商売だと思います。こういのも実際に行ってみないと実感としてわからないことです。

record china

「北海道が中国人に奪われる」、日本の報道に中国メディアが反応

最後に

中国脅威論を煽るのはそれで記事が書けてその雑誌が売れるからだと思います。それほど気にかけている人が多いからでしょう。

とにかく深センは大阪以上の大都会であり、宿泊費や旅費も比較的安いので一度見に行ってみることをお勧めします。私は香港経由で入りましたが、タイミングが良ければ中国南方航空の中国直行便が3万円程度であるので、会社の有給を組み合わせていってみればええんじゃないでしょうか。

百聞は一見に如かず、という諺があるように、ガジェット好きならぜひ遊びに行ってみるべきです。そして中国人の素直さと努力に学ぼう気持ちが自分にうまれればそれは大きな収穫になるはずです。

実は2017年の9月のブログ記事には書いていなかったのですが、旅程を調べているうちにこういった会があるのを知り、そこで非常にためになる話を聞かせていただくことができました。お忙しい中時間を割いていただいたのですが、深センに興味がある人はニコ技深圳観察会に参加するのがええんじゃないかと思います。企業見学に行けるというのもええですよね。

第7回ニコ技深圳観察会(2017年04月) 感想まとめ

私はもう30代のおっさんですが、自分が若いという自覚がある人こそ、まずは何か始めてみるべきです。朝は必ず左足から立ち上がるというのもいいでしょう。四の五の言わず、まずはやってみましょう。

最近、仕事の関係でMicrosoftのazureサービスを調べていますが…本社スタッフの仕事がぶっとぶくらいの華麗なサービスが展開されています。

経理業務から給料計算業務もそうです。意思決定以外のほぼ全ての業務が課金による外注で行える時代がきっとやってくるでしょう。

また、新規ビジネスに関していえば、私が学生のころと比べてもかなりやりやすくなっているのではないでしょうか。たとえ上場企業であったとしても、そういう既存のビジネスのやり方を大幅に変えて、コストカットできた企業が成長しているように思います。

後は雑感ですが、こういう流れが大きくなると、最終的には中間の人間は消えて、生産者と消費者がくっつく社会がやってくるはずです。そんな時代が来ることを想像しつつ、今は年末に向けて部屋掃除をしています。

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それでは楽しい日曜日を!

 

  • この記事を書いた人

チューリップ商人

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