はじめに
今日は Android のアプリである Folder Sync Pro を紹介します。過去にも紹介したことはあるのですが、2020年4月現在でも、 BOOXシリーズの手書き入力と、オンラインストレージを組み合わせて使うためには、必須となるアプリでした。
BOOXのペン機能とGoogle Driveなどのクラウドストレージを使う時は一工夫が必要
なぜかというと、BOOXシリーズにおいてワコムペンを使う時は、オリジナルのNeoReader3.0でしか滑らかにPDFへの書き込みができません。
そしてその書き込みをPCでさらに編集しようと思ったときは、NeoReader3.0にある、[PDFファイルへの出力]によって、アクロバットなどのPDFリーダーで読める形式に変換した上で、保存しないといけないのです。
ちなみに埋め込みPDFはBOOX内で書き込める形式です。
保存先はBOOX内のダウンロードフォルダだが、そのままオンラインストレージに保存したい!
PDFの出力時のフォルダが決まっているため、これをGoogle DriveやOneDriveに本体に保存後、自動的にオンラインストレージに送ろうと思うと、FolderSync Proというアプリが必要になります。
まずは Google Play からダウンロードしてください。
Folder Sync Proの概要説明
以下は Folder Sync Pro の概要説明です。
FolderSyncは、クラウドストレージとお使いの端末のメモリーカード上のファイルやフォルダを簡単に同期させることができるアプリケーションです。現在、OneDrive・Dropbox・SugarSync・Box.net・LiveDrive・HiDrive・Googleドキュメント・NetDocuments・Amazon S3・FTP・FTPS・SFTP・WebDavまたはWindows共有(Samba / CIFS)のアカウントや、その他の複数のプラットフォームがサポートされる予定です。
難なくファイルを同期できます。あなたの音楽、写真、そして他の重要なファイルをスマートフォンからクラウドストレージへバックアップしましょう。それは、かつてないほど容易になりました。Tasker/Localeのサポートによって、同期をきめ細かく制御することが可能です。
FolderSyncは、Android端末とクラウドストレージのファイルを管理することができるファイルマネージャーが含まれています。あなたのクラウド/リモートアカウント内のファイルに対して、コピーや移動、削除を行うことができます。Amazon S3のバケット作成/削除をサポートしています。お使いのスマートフォンからアップロードとダウンロードをしてください。すべてサポートされています。
スタート画面
それではここから初期設定を始めていきたいと思います。
OneDriveのAPIはビジネスアカウントのみ!
法人用途ということでしょうか。
初期セットアップについて
ファイルへのアクセス許可が完了するとこの画面が表示されます。それではさっそく連携していきましょう!
左上のメニューバーを開くとダウンロードとNote2と表示されています。BooxシリーズはオリジナルのPDFリーダーで開くときは、オンラインストレージからダウンロードフォルダに一度ダウンロードされますので、私はダウンロードフォルダを監視することにしました。
選択します。これで初期セットアップが完了します。
初期セットアップが完了すると使えるようになる
①ファイルマネージャーの設定
BOOX Note2のフォルダが出てきました。このあたりは、ファイルの中でコピーしたり切り取ったりできます。
②同期ステータスの設定
同期時の条件を指定できます。
③アカウントの設定
以下のように、お使いのクラウドストレージを選択します。
アカウントの固有の名前を選べます。これがGoogle Drive上での名前になるのでしょう。[folder sync]に決めました。
すると認証が始まるので入力します。許可を与えましょう。設定終了後は、右下に出てくる保存を忘れないように。
④同期フォルダのセットアップ
それでは同期フォルダから同期の設定を行いましょう。
同期フォルダで重要なのは、リモートフォルダとローカルフォルダです。リモートフォルダの指定先はオンラインストレージ、ローカルフォルダはBOOXのフォルダを選びました。
同期の方法は双方向同期です。
これで完成。同期の間隔は30分ごとなど指定できます。
他にもオプションがあるので確認してみてください。
同期の履歴を見るとうまくいっていました。
最後に
BOOXにはアカウント連携の項目があって、EvernoteやDropboxなどと標準で連携ができます。ただこれはメモ機能のみで合って、PDFファイルをやりとりできるわけではないことに注意してください。
次回はどのように連携されるのか紹介しますね!
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